酵素飲料を作る前に
酵素飲料はネットなどで市販されていますが、自宅でも作ることができます。
酵素飲料作りに必要なものは、10リットルくらいの漬け物樽、白砂糖4キロ、材料4キロ程度、酵素原液少々、ザル、バケツです。
材料には新鮮な野菜や果物、野草などがあります。酵素飲料の仕込みの時期は春または秋になるので、その季節に合った旬のものを使うようにしましょう。
ちなみに、春の酵素飲料と秋の酵素飲料をブレンドすると、通年で飲用することが可能となります。
仕込む前には材料をよく洗い、農薬などを洗い流しておきましょう。
酵素飲料の作り方
1.材料を切る
材料を洗ったら、その後、材料を乱切りくらいの大きさにカットします。
葉物など、手でちぎれるものはなるべく刃物を使わずにカットし、細胞を壊さないように気をつけます。
2.材料を混ぜる
カットした材料と砂糖を混ぜ合わせていきます。砂糖は4等分(4キロなので1キロずつ)にし、材料は3等分にします。
まず樽の底に3分の1の材料を入れ、その上に砂糖1キロを入れてざっくり混ぜます。
材料を混ぜるときは素手で行います。手にはヒトそれぞれの常在菌が存在しているので、混ぜるのは酵素飲料を常用する方が行いましょう。
半分くらい混ざり合ったら、醗酵を促すために酵素原料を少量入れます。酵素原料を入れなくても、環境が整っていれば自然に発酵しますが、確実な発酵を促すなら入れた方が良いでしょう。
4. 砂糖でフタをする
等分にした材料と砂糖を次々に混ぜ合わせたら、最後に残った砂糖でフタをします。
酵素は室温20℃以下になるとうまく発酵しないので、約23℃~28℃前後の室温を維持するようにしましょう。
特に秋の仕込みは寒いので、春に比べて発酵しにくい傾向にあります。寒いときはヒーターの前に置いて温めましょう。
材料を仕込んだら、翌日から毎日混ぜ合わせ、空気を十分に含ませるようにしましょう。
5.材料を取り出す
早くて10日、遅くても20日ほどで発酵が始まり、プクプクと泡が立つようになります。
これで一次発酵は完了なので、樽の材料をすべて取り出します。
バケツの上にザルに置き、その上にガーゼをひいてから、おたまなどで材料をのせて濾します。
6.2次発酵させる
酵素原液だけが残った樽を、さらに2週間~1ヶ月間、毎日混ぜ合わせて2次発酵を行います。
下の方に沈殿しやすいので、やさしくゆっくり混ぜ合わせます。
7.保存する
2次発酵を終えたら、清潔なビンに入れて保存します。ビンはなるべく光を通さない遮光ビンを使いましょう。
酵素飲料を入れたら、ビンのフタは使わず、ガーゼで口を閉じます。ビンのフタを使ってしまうと、ビンの中で発酵が進み、ガスが発生して破裂するおそれがあるので注意しましょう。
保存方法は、直射日光が当たらない場所で常温保存します。ただし、夏場の猛暑時は冷蔵庫に入れて保存しましょう。